旅と祭りと電車と私 その① 気ままに電車に乗って気ままに降りる
あれは新卒で働き始めた最初の夏でした。当時の俺は、もちろんぺーぺーなので重責があったわけではありませんが、なれない仕事はやっぱり大変でした。
自分が思った以上にできないことが沢山あったり、余計なことをしてしまったり・・・そういうことを体当たりで覚えていく感じ。
そんなこんなで色々疲れていた俺は、その年の夏はお盆休みもヒマだったこともあり、ブラっと旅に出ることにしたのでした。
その時はもう、ほんと何も決めずに出かけました。これぞ旅ですよ!
ちなみに旅と旅行って何が違うの?って聞かれたら
「行き先を決めてから出かけるのが旅行、決めないのが旅だよ」ドヤア
と答えます。実際はどうか知らないですが・・・
特に誰からも聞かれませんでしたが、「それじゃあどこに行くの?」と聞かれれば
「そうさね、風の吹く方向かな」ドドドヤァ
と答えたかったです。
んで、旅と言っても車・徒歩・バイク・電車・バス・船と色々とあるわけですが。あ、個人的にヒコーキはなんか違う!
この時はほんとにどこ行くか分からん!って気分を味わいたかったのと、地元感を味わいたかったので電車にしました。
ほら、電車ってローカルに乗ってると地元の人も来るじゃないですか。そんで方言とか友達同士の会話が聞こえてきたり。俺そういうのすっごい好きなんですよ。
そんなわけで今回は「適当な電車に乗って適当な駅で降りる!そしてまた適当な電車に乗る!」というテーマで旅に出かけました。
んで、スタートは地元の最寄駅・・・ではなく、いつも使うのと違う路線が通ってる駅にしました。さすがに最寄駅だとすぐどこ行くか分かるので。まあ路線違っても大体わかるんですが 汗。そこはできるだけ意識の外に追いやります。
駅に到着すると、何本か知らない名前の行先に向かう電車がありました。
考えてみれば、これで選択ミスったら終点→乗り換えなしとかで速攻で詰む可能性もあるんだよなあ・・・まあ最悪バスで他の路線の駅に行こう!ということでそこはあまり気にしないことに。ただ海が見たかったので、方角的にそれっぽいのを選びました。
こうして夏の暑い日、俺は切符片手に適当な電車に乗ったのでした。